年末はイベントシーズン。
「ドレスアップのためだけに服を買うのはもったいない！」と語るスタイリストの佐藤佳菜子さんが、一枚でデイリーとドレスアップどちらにも映える、華やぎワードローブの着回しをお教えします。

フェミニンなシャーリングトップスと、マニッシュなタックパンツがドッキングしたオールインワン。
高い位置でのウエスト切り替え効果で、一枚で着ても重ね着してもスタイルアップが叶います。細いキャミソールストラップは、華奢なゴールド金具で長さ調節ができて、見えても美しい仕様に。

「オールインワンの下に薄手のタートルニットを重ねれば、防寒性もコーディネート感もアップして冬も活躍。縦ラインを強調するロングカーディガンですらりと見せて」

「オールインワンは一枚でもドレッシーですが、ラメニットボレロで冬らしい特別な華やかさをプラス。太めのベルトがスタイリッシュに全体の印象を引き締めてくれます」

キラキラと輝くラメ糸を使い、手刺繍を施したワンピース。
ハリと光沢感のある生地にギャザーを２段入れ、ふわりと軽やかに広がるシルエットを表現しました。一枚でも、下に重ねても様になるのでシーズンレスに活躍します。華奢なストラップは、アジャスター付きで長さ調節が可能。

「ドレスの下に薄手ニットやカットソーを重ねて、多彩なレイヤードスタイルを楽しんで。着こなしが重くなる冬こそ、光沢ワンピースが小気味いいアクセントになります」

「ポケットの繊細な刺繍が美しいベストをストールのように羽織って、ぬくもり感のあるドレスアップを。全身ブラックでも、キラキラ刺繍や上質ニットの風合いで表情豊かに」

Direction & Text ：TAEKO HIGASHIHARA
Styling：KANAKO SATO
Photo：TAKEHIRO UOCHI（TENT）