サンスクリット語で「宝の⽯」の意味を持つUPALA ( ウパラ) は、インドで受け継がれるクラフトの手技と色のきらめきが美しい天然石をデイリーからハレの日まで、一つひとつ、職人たちとのコミュニケーションを通して丁寧に生み出されるジュエリーブランド。
ファッション業界で活躍するスタイリストやヘアアーティスト、ディレクターの4名が、私物と重ねて個性豊かにコーディネート。セレクトしたジュエリーのセットを、トリートボックスとして数量限定発売します。

shucoさん / ヘアスタイリスト

「ブレスレットやネックレスをあまりつける習慣がないので、そのぶん、リングは両手にたっぷりつけるのが好き。最近は、一点でポイントになるような大ぶりのジュエリーに惹かれます。今回も、真っ先に目に飛び込んできた、このフラワーモチーフのオープンリングにひと目惚れ♡　２輪咲き誇るお花のフェミニンなインパクトが素敵ですよね。これを主役に、合わせのリングはポップにならないよう、グリーントルマリンやサファイヤ、タンザナイトなど、ダークカラーの色石とクリアカラーの石で、落ち着いたトーンにまとめました。こんな真っ赤なニットも、貴石のジュエリーがぐっとクラスアップしてくれます」

川上さやかさん / スタイリスト

「リングは自分の視線から見えるジュエリーなので、主張しすぎないデザインが落ち着きます。今回も、実際に指を通してみて、自分の肌の色や元々つけていたジュエリーとも無理なくなじんでコーディネートできるリングを選びました。カラフルな石ですが、透明感があって同色系のグラデーションなので、指につけてみると意外と見ているよりもさりげない。バッグやベルトの金具もゴールド系が多いので、地金の相性もいいんですよね。セットになるジュエリーケースは、旅先に持っていくと思うと、逆にいつもとは違う華やかな色で気分を上げたいなと思いこの色に。ボックスの中の色とジュエリーの組み合わせも気に入っています」

MAMI / ne Quittez pas , UPALA ディレクター

「自分の指にきちっとはまるサイズで何にでも合うリングを持っておくと、他にサイズが大きいリングをつけるときも、上に重ねることでストッパーになるんです。それで、一緒に重ね付けできるよう、同じカラーの色石をそろえて持つようにしています。今回は、アメジストのパープルをメインカラーに。元々つけているアイオライトのリングは、私が最初のコレクションで作ったものなのですが、UPALAの中でも手が込んでいて今でもずっと好き。マハラニー（マハラジャの奥様）のジュエリーからインスピレーションを受け、日常にもつけられるデザインにアレンジしました。一本より、重ねた方がよりモダンな印象になりますよね」

Direction & Text ：TAEKO HIGASHIHARA
Photo：TOMOKO MEGURO