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カート

カートが空です

Updated: 2026.06.17

Pasand Travel | Delhi

文献によれば紀元前6世紀には街としての機能をスタートさせていたというデリー。ムガル帝国の面影が残るオールドデリーの路地を抜ければ、スパイスや布が積み上げられた市場の喧騒があり、南へ降れば英国統治時代に設計されたニューデリーの整然とした街並みに変わる。何世紀もの時間が折り重なったこのまちで、Pasandチームが注目するスポットをご紹介します。

ぜひこのリストを手に自分だけの歩き方を見つけてみてください。

- Connaught Place コンノートプレイス周辺

英国植民地時代に設計された円形の商業地区。巨大なモールやチェーン店が並ぶ一方で、少し足を伸ばせば、インド各地の手仕事が集まるエンポリアムがあります。まずはここから、一日を始めました。

- [FOOD] Triveni Terrace Café

1963年に現在の建物が完成した文化複合施設「Triveni Kala Sangam」に併設されたオープンエアのカフェ。建築家Joseph
Allen Steinが設計した緑豊かな中庭で、北インドと南インドの菜食料理を楽しめます。朝の空気の中、ギャラリーや劇場を抱えた文化施設のテラスで飲むチャイは、デリーの朝の最良の始まりかもしれません。

- [SHOP] Kamala

インド各地の手工芸を集めたクラフトショップ。Crafts Council of Indiaが運営し、テキスタイル、バティック、ブロックプリント、ミニアチュール絵画まで、インドの手仕事の幅広さを一度に感じられる場所です。お土産探しにも。

- [SHOP] Meghalayan Age Store

インド北東部、メガラヤ州の手織りや工芸品を紹介するショーケースストア。伝統的な籠細工、木彫り、ジュエリーのほか、ターメリックや蓋蜂、スパイスといった特産品も並びます。インドの「北東部」というまだ知られていない地域の豊かさに出会える場所です。

- [FOOD] Saravana Bhavan

南インド・チェンナイ発祥のベジタリアンレストランチェーン。世界各地に展開していますが、インドで食べるサラヴァナ・バヴァンはやはり格別です。パリッと焼かれたドーサ、ふわふわのイドゥリー、スパイスの効いたサンバル。コノートプレイスでの買い物の後、手軽に南インドの味を楽しめる一軒です。

- [FOOD] Café LOTA

ナショナルクラフトミュージアム(国立工芸博物館)の敷地内にある『Café LOTA』。朝8時からオープンしており、「Breakfast Diversity」を感じてもらえたらとモーニングメニューが大充実。インドのさまざまなエリアのプレートを楽しめるメニュー構成。MINI RAVA IDLIS WITH MOLGAPODIやキビのパンケーキなど、ユニークな朝食が揃います。

- [FOOD] Haldiram’s

インド料理店や高速道路の休憩スポットにある売店など、インド料理を扱うお店にはほとんどあるのが『サモサ』。日本人からすると、カレーパンがパイ包みになったような存在。辛さは抑えめでマイルドな味。ケチャップやミントソースをつけて楽しめます。長距離移動時の食べ物としても最適で、ニューデリーで人気のチェーン店です。

- Lodhi Colony ロディコロニー

1945年、英国統治時代に建設された住宅地区。独立後も静かな住宅街としての性格を保ちながら、2015年頃からストリートアートプロジェクトをきっかけにアートディストリクトとしても知られるようになりました。ロディ・マーケット、カンナ・マーケット、メヘルチャンド・マーケットという小さな商店街が点在し、それぞれに個性的な店が集まっています。観光客が訪れるような場所ではありませんが、だからこそ出会える空気があります。

- [FOOD] Carnatic Café(ランチ)

メヘルチャンド・マーケットにある南インド菜食料理の人気店。ギーをたっぷり使ったドーサやイドゥリー、ヴァダなど、南インドの定番を上質な空間で楽しめます。ロディコロニー散策のランチにぴったりの一軒です。


Pasand Travel Tips

予約なしでも入れますが、ランチタイムは混み合うことも。少し早めの時間帯がおすすめです。

- [SHOP] Shades of India

インドのテキスタイルとクラフトを現代的に表現するブランド。メヘルチャンド・マーケットのフラッグシップストアには、ベッドリネンやクッション、アパレルが並び、「Texture,Textile, Timeless」というブランドの哲学が空間から伝わってきます。

- [SHOP] Devan’s South Indian Coffee & Tea

1962年創業、三世代にわたるコーヒー焙煎所。北インドで最初にコーヒー豆の焙煎を始めた先駆者でもあります。カンナ・マーケットの小さな店舗には、シングルオリジンのアラビカやカスタムブレンド、茶葉などが所狭しと並んでいます。60年以上続く家族経営の温かさが、香りとともに漂ってくる場所です。

Pasand Travel Tips
豆の量り売りもしているので、お土産にもおすすめです。日曜定休。

- [SHOP] Vayu — Design for Living

Kama Ayurveda創業者のVivek Sahniが手がける、インドのクラフツマンシップを祝うデザインブティック。ロディ・マーケットのMain Marketに店を構え、インド各地の職人によるハンドクラフト、ヴィンテージ家具、ジュエリー、企画展などを展開しています。伝統と現代デザインの対話が、静かに息づく空間です。

- [FOOD] ate — Altogether Experimental

スペシャルティコーヒーと創作パティスリーのカフェ。その名の通り「実験的」な姿勢で、素材と味の組み合わせに驚きがあります。散策の合間のおやつ休憩に、またはアフタヌーンティーの代わりに。小さな店ですが、記憶に残る一皿に出会えるかもしれません。

Address

住所:Meherchand Market area, Lodhi Colony, New Delhi
Instagram:https://www.instagram.com/ate_altogetherexperimental

- [FOOD] Elma’s Brasserie

メヘルチャンド・マーケットで歴史ある英国式ブラッスリー。クリームティーやフィンガーサンドイッチを添えたハイティーが充実しています。ケーキやパイも評判。一日の終わりに、ゆっくりとお茶を楽しむのにふさわしい場所です。

- [FOOD] JAMUN

Lodhi Colony Marketエリアにある『JAMUN』。ポストコロニアルの白いスクエアな建築。ピンクに彩られた壁、銅器のカラーが引き立つ美しいレストランで、周囲の喧騒から一線を引いて落ち着かせてくれる異世界のムード。インド各地の「忘れ去られたレシピ」を都心の人気インド料理と融合させ、軽やかにヘルシーなスタイルで提供しています。

- [SHOP] RAW MANGO

PasandディレクターのMAMIの友人、SANJAY GARG氏がデザイナーを務める『RAW
MANGO』。ショップ付近でタクシーを降り、グリーンに囲まれた小径を進むとモダンなアーチがあらわれます。店内には、この国の色彩、哲学、文化を濃く反映しながらも、今の時代にふさわしい服がラックに並びます。

2008年にスタート。SANJAY GARG氏が海外留学からインドへ戻り、母国のテキスタイルの可能性を追求。伝統衣装であるサリーをいかにすれば現代的な表情を持ち得るのか、手織りの技術をいかに革新していくことができるのか。店内に陳列されたサリーやドレスは彼の挑戦の結果であり、インドの今を知る手がかりになります。

- [SOUVENIR] Mittal Tea House

輸出もしている有名店。ハンドドローイングで描かれた美しいボックス入りの紅茶。パピエ・マシェという、インドではカシミール地方の伝統工芸でもある張り子のような容器が特徴的。紅茶を飲み終えても、小物入れやジュエリーボックスに活用できる可愛さ。フレーバーティが得意で、全て無添加でとても香り高い品質に定評があります。

- Khan Market カーンマーケット

デリーを代表するショッピングエリアのひとつ。ブランドショップからローカルな本屋、カフェまでが揃い、デリーの洗練された一面を感じることができます。

- [SHOP] Good Earth

インド全域にショップを展開している人気雑貨店『Good Earth』。大人気のカップ&ソーサーをはじめとした食器やテーブルリネン、テキスタイル、フラワーベースなど、エスニックの香りをまとったアイテムが所狭しと店内を埋め尽くしています。インドらしい動物や植物が描かれ、食卓にあるだけで旅行気分を味わうことができます。

- [SOUVENIR] Paro(Good Earth内)

インドのラグジュアリーライフスタイルショップ『Good Earth』のブランド『Paro』。Good
Earthの創設者でクリエイティブディレクターのAnita Lalさんが、娘のSimlanさんと共に、真の贅沢を自然や手工芸の内に見出し、香り高いスキンケアオイルやファッションなどを提案しています。

心身を癒し調え、精神を満たす天然のフレグランスオイルが人気。「MUDITA」(他者の喜びを分かち合うという仏教のコンセプト)はジャスミン、ピンクグレープフルーツ、バニラのブレンド。「SLEEP
DEEP」はラヴェンダー、ベチバー、フランキンセンスのブレンド。

- [SOUVENIR] KAMA Ayurveda

南インドのアーユルヴェーダ処方を取り入れたスキンケアブランド『KAMA Ayurveda』。厳選されたナチュラルな原材料による、芯から美しくあるためのプロダクトが揃います。パッケージのセンスも良く、ギフトボックスがおすすめです。

- [SOUVENIR] ANOKHI

手仕事から生まれるテキスタイルを、衣服からインテリアまで、さまざまなアイテムに仕立てるブランド。衰退するクラフトを守るため、1970年に生まれ、ジャイプール郊外の緑豊かなアトリエで生産を重ねています。

ハンカチは、インドならではの美しいブロックプリントの手仕事。豊富な絵柄から選べ、求めやすいプライスでお土産を包んで渡すのにも最適。パジャマはPasandディレクター・MAMIが20年ほど愛用。上質で吸湿性に優れた柔らかなコットンで、寝心地が抜群に良く、軽くすぐ乾くため日常だけでなく旅行中にも最適です。

- Chanakyapuri & Mulcha Marg チャナキャプリ周辺

大使館が集まる閑静なエリア。外交街区の中に、デリーを代表するグランドホテルや、注目のセレクトショップが点在しています。

- [SIGHTS] Malcha Marg

老舗のセレクトショップ『OGAAN』や、注目のレストランが集まるMalcha Margのエリア。マーケットエリアの周辺には大きな木が生い茂り、憩いのムード。ポストコロニアルな建物のシャビーシックなムードに上手く落ち着きを響かせています。

- [FOOD] Fig

Malcha Margでもひと際人気のモダンヨーロピアンダイニング。グルガオンで人気を集めたカフェのデリー進出店です。スカンジナビアンミニマルな空間に、購入可能なアートが並ぶギャラリーのような店内。デリー内のファームで作られているオーガニック食材を使ったオープンサンドやオムレツはランチに。アサイーボウルやスペシャルティコーヒーは朝食やお買い物の合間のひと息に。


Pasand Travel Tips

営業時間は7:30~ 23:00。朝が遅いインドで朝7:30~ OPEN は貴重。

- Hauz Khas & Dilli Haat ハウズカース&ディリーハート

デリー南部の文化的なエリア。歴史的な遺跡を囲むように、アートギャラリーやレストラン、セレクトショップが集まるヴィレッジがあります。

- [FOOD] coast cafe

南デリー・Hauz Khas Villageの一角、セレクトショップの上階に位置する『coast cafe』。白を基調としたナチュラルな空間に、柔らかな光が差し込み、まるで南インドの海辺にいるかのような心地よさが広がります。

軸となるのは南インドのコースタルキュイジーヌ。ココナッツ、カレーリーフ、タマリンドといった素材を生かし、魚介や野菜を中心に、軽やかで滋味深い味わいを楽しめます。

- Dilli Haat ディリーハート

一日の締めくくりに、ロディコロニーから車で少し。インド各地のクラフトと食文化が一堂に会する、屋外のクラフトバザールです。

- [SIGHTS] Dilli Haat

インド各地から職人が集まり、工芸品やテキスタイル、民芸品を販売するオープンエアのマーケット。出店者は定期的に入れ替わるため、訪れるたびに新しい出会いがあります。テキスタイル、木工芸、ジュエリーなど、インドの手仕事の幅広さを体感できる場所です。


Pasand Travel Tips

Opening time 11:00~21:00。
入場料が必要です。広いので歩きやすい靴で行くのがおすすめ。トイレあり。
通りの向こう側のINA MARKETはデリーの紀伊國屋ともいえる存在です。

- ニューデリーを起点としたときのTravel Tipsをご紹介。

・移動はUBERが便利。ロディコロニー周辺は徒歩で回れますが、コノートプレイスやディリーハートへは車での移動がおすすめです。

・ロディコロニー周辺はストリートアートでも有名。散策の途中、壁のアートにも注目してみてください。

・羽田空港〜ニューデリー間は直行便で約10時間。

・必要となるVISAは事前にe-VISAを申請。紙に出力して持参すると空港での時間短縮になります。

・基本的にはクレジットカードが使用可能。ドライバーやホテルで荷物を運んでもらった際に渡すチップ(100Rupee札)などを考慮して、両替用の日本円を持っておくのがベター。マーケットや屋台などローカルな場所ではキャッシュオンリーのお店も多いため、必要に応じてATMやホテルなどの宿泊施設で両替を。

・インドの街中や都市間を安全に移動するなら、uberを利用するのが一般的。Uber のintercity 都市間を結ぶ長距離交通サービスもお勧め。
・旅の主な移動をサポートしてくれるドライバーを手配するのもおすすめです。
・Pasandスタッフが頼りにするドライバー、Vinodさんはドライバーとして20年以上の経験。拠点としているニューデリーの道路は知り尽くしています。ニューデリーからジャイプールなどの長距離移動にも対応可。英語でのコミュニケーション可。突発的なオーダーへの対応も可能です。
・WhatsApp:+91 98711 83784
・Instagram:@vinodkumardinkar

- OLD DELHI オールドデリー

ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが1639年に築いた城塞都市。リキシャに身を預け、モスクで呼吸を取り戻し、バザールの賑わいに飛び込む。制御を手放したときに初めて見えてくるものが、この街にはあります。

- [STAY] Hotel Broadway

1956年創業、デリー初の高層ビルとして誕生した歴史あるホテルです。ニューデリーとオールドデリーの境界に位置し、両方の世界へのアクセスが良好。併設のカシミール料理レストラン「チョール・ビザール」も名物です。


Pasand Travel Tips

オールドデリー探索の拠点として便利な立地です。「チョール・ビザール」でのディナーもおすすめ。

- [STAY] Haveli Dharampura

1887年築のムガル様式ハヴェリを、6年の月日をかけて修復したヘリテージホテルです。2017年にUNESCOアジア太平洋文化遺産保全賞を受賞。繊細な木彫り、石の彫刻、アンティークのバルコニーが、往時のハヴェリの美しさを伝えています。屋上テラスからはレッド・フォートの姿も。全室14室。


Pasand Travel Tips
テラスでのディナーが特におすすめ。早朝、回廊に差し込む光も美しいので、写真が好きな方は早起きを。

- [SIGHTS] Jama Masjid

ムガル皇帝シャー・ジャハーンが1656年に完成させた、インド最大級のモスク。約5,000人の職人の手と数年の歳月を経て建設されました。広大な中庭に足を踏み入れると、周囲の熱気が嘘のように遠のきます。足の裏に石の冷たさを感じながら、この場所が保ち続けてきた静寂に身を委ねてみてください。


Pasand Travel Tips

入場無料。靴を脱いで入ります。入口で体を覆うガウンを貸してもらえますが、服装は肩と膝が隠れるものを。ミナレットに登ると、オールドデリー全体を見渡せます。

- [SIGHTS] Kinari Bazaar

「キナリ」とはヒンディー語で「縁飾り」のこと。金糸のレース、ザルドーズィー刺繍、婚礼用のターバンや装飾品が所狭しと並ぶ市場です。細い路地の両側に、金と銀の糸が光を反射している光景は息を飲みます。MAMIがインドを訪れ始めた頃、金銀の刺繍糸「ザリ」の輝きに誘われてたどり着いたのも、このキナリ・バザールでした。Pasandが愛するインドの手刺繍の原点が、ここにあります。


Pasand Travel Tips
買い物をするなら値段交渉が基本。積極的に声をかけてみてください。

- [SIGHTS] Khari Baoli

アジア最大ともいわれるスパイスの卸売市場。路地に足を踏み入れた瞬間、ターメリック、クミン、カルダモン——何層もの香りが一気に押し寄せてきます。買い物をしなくても、この香りの洪水を体験するだけで訪れる価値があります。ファティープリ・マスジドのすぐ西側、チャンドニー・チョウクの突き当たりに位置しています。

- [FOOD] Karim Hotel

1913年創業、ムガル宮廷料理の伝統を受け継ぐ老舗です。創業者ハジ・カリムディンの「王室の食事を市井の人々に」という志は、四世代を経た今も変わっていません。ジャーマー・マスジド裏の路地「ガリー・カバービアン」に佇む本店は、ムガル料理の神髄を味わえる場所です。


Pasand Travel Tips

ランチタイムがおすすめ。看板メニューのシークカバブはぜひ試してみてください。

- 街歩きのお供に

オールドデリーでは、チャイもラッシーも素焼きの土器「クルハド」で出てくる屋台が至る所にあります。飲み終えたら器をそのまま地面に返す。それがこの街の流儀です。

- オールドデリーのTravel Tips

オールドデリーは徒歩とリキシャの組み合わせがおすすめです。狭い路地には車が入れないため、リキシャがもっとも効率的な移動手段になります。

金曜日はジャーマー・マスジドの礼拝日で、観光客の入場が制限される場合があります。訪問日の確認を。

チャンドニー・チョウク周辺は人混みが激しいので、貴重品の管理に注意。身軽な装いで出かけるのがベストです。

オールドデリーは、現地のガイドや案内人をつけることを強くおすすめします。路地は入り組んでおり、旅行者だけで歩くにはハードルが高いエリアです。



Photography / Akemi Kurosaka,Yuko Torisu(Old Delhi,Connaught Place,Lodhi Colony)
Cordination / Yuki Masuzumi,Kana Kitaoka
Text / Rio Hirai